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言語の意味理解

計算機に入力された自然言語のデータを意味内容まで踏み込んで処理することを「意味処理」という. 池原は,言語表現は対象の姿とそれに対する話者の認識が対応づけられていることに着目して, 「対象」と「認識」および,「表現」の3者の関係を「意味」と定義している[10]. そして,「意味処理」を,表現に使用された言語上の約束を特定するための「意味解析」と, 言語表現と対象世界との対応付けを行う「意味理解」の2つの過程に分ける.

本章では,「意味解析」に使用する知識ベースである「結合価パターン辞書」と, 「意味理解」の一種である「情緒推定」との関係について述べる.



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平成25年2月12日