next up previous contents
次へ: 情緒原因 上へ: 情緒推定のためのパターン辞書 戻る: 辞書の構成   目次

判断条件

判断条件に記載するものは,命題もしくは命題関数であり, 引数に代入される値(主に格要素の情報が代入される)によって真偽が決まる(表2.1 )[8],[9].


表: 従来の判断条件の種類と意味
分類 判断条件(命題関数) 意味
生理 生理・近($x$,$y$) $x$$y$が生理に「接近」の関係
  生理・離($x$,$y$) $x$$y$が生理に「乖離」の関係
心理 心理・近($x$,$y$) $x$$y$が心理に「接近」の関係
  心理・離($x$,$y$) $x$$y$が心理に「乖離」の関係
 目標実現 目標実現・近($x$,$y$) $x$$y$が目標実現に「接近」の関係
  目標実現・離($x$,$y$) $x$$y$が目標実現に「乖離」の関係
 対人関係 対人関係・近($x$,$y$) $x$$y$が対人関係に「接近」の関係
  対人関係・離($x$,$y$) $x$$y$が対人関係に「乖離」の関係
  対人関係・上下・近($x$,$y$) $x$$y$が対人関係において「接近・優劣」の関係
総合 不要 常に真
その他 未定義  

下位の判断条件は上位の判断条件を引き継いでいる. 最上位の判断条件として「生理」,「心理」,「その他」があり, 「心理」の下位には「目標実現」と「対人関係」がある. 「不要」は「生理」・「心理」・「目標実現」・「対人関係」全ての分類において, 常に真である.



平成25年2月12日