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対訳フレーズデータの効果の分析

6.2.2節で人手評価を行った結果について分析を行った. 表6.4から表6.7の結果において,ベースラインが優れていた文は30文,提案手法が優れていた文は25文であった. それぞれの結果に対して,提案手法の訳質が低下した原因と向上した原因ごとに分類した. ベースラインが優れていた文に対しては,ベースラインより訳質が低下した原因として,``文質の低下(フレーズテーブルの選択ミス)'',``主語の消失'',``動詞の消失''に分類した. 提案手法が優れていた文として,ベースラインより翻訳品質が向上した原因として,``文質の向上'',``動詞の出現'',``未知語の消失'',``主語の出現''に分類した. 分類結果を表7.1と表7.2に示す.


表: ベースラインより翻訳品質が低下した原因
フレーズテーブルの選択誤り 23/30
主語の消失 5/30
動詞の消失 2/30


表: ベースラインより翻訳品質が向上した原因
フレーズテーブルの選択良好 19/25
動詞の出現 3/25
未知語の消失 2/25
主語の出現 1/25



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平成23年3月23日