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目次
提案手法
江木らの従来手法は対訳文パターンと対訳句を統計的手法を用いて自動作成することで開発コストを低くさせることに成功した.しかし,翻訳文の調査を行ったところ,不適切な対応をとる対訳句が翻訳文に含まれていた.そこで,本研究は翻訳文の選択において不適切な対応をとる対訳句を含む翻訳文の出力を抑制するため,人手で作成した対訳句を利用して多変量解析を行い,自動抽出した対訳句に確率を付与することを提案する.具体的には,人手で作成した対訳句は適切な対応をとる対訳句であると仮定し,人手で作成した対訳句との比較により,自動抽出した対訳句に従属変数を設定する.そして,複数の確率を独立変数として設定し,ロジスティック回帰分析から対訳句に確率を付与する.
そして,従来手法における対数フレーズ確率をロジスティック回帰分析から得た確率に置き換え,パターンに基づく日英統計翻訳を行う.
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平成27年3月13日