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研究の背景

本研究は,[2]により示された「意味的等価変換方式」に基づいて 翻訳を行う. 「意味的等価変換方式」は,与えられた言語表現に対して,そ れと意味的に等価な表現を発見して対応づける方法である.「意味的等価変換 方式」の機械翻訳への適用例を図1に示す.なお,図1 は[2]で示した「意味的等価変換方式」の心理項を用いない場合の 構成である.翻訳処理の手順を以下に示す.(1)入力日本語文の表現を解析, (2)解析結果と日本語文型パターン辞書を照合し,適合する日本語パターンを抽 出,(3)抽出された日本語パターンから最適な日本語パターンの選択および対と なる英語パターンの抽出,(4)抽出した英語パターンを用いて英語表現を生成

(1),(2)および(3)は,これまでの開発で行われている.本研究は,(4)の表現 生成に該当する.

図 1: 「意味的等価変換方式」の構成
\includegraphics[height=3.5cm,width=4.5cm]{figure/kousei.eps}


Subsections

平成19年3月16日