■近況

2014年10月31日
ソフトウエア工学・レポート課題03・補足説明

授業中に説明を逃していましたので、ここに補足します。

図書館利用カード発行を行なうモジュールを、パワポの 23 ページの図(モスク図)のように記述して下さい。

図のみで良いです。

インタフェース、内部仕様等は不要です。

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■教育

平成26年度の担当科目

  • 離散数学〔学部1年生前期〕
  • 知能情報工学演習I(離散数学演習)〔学部1年生後期〕
  • ソフトウエア工学〔学部2年生後期〕
  • ソフトコンピューティング論〔大学院博士前期課程1年生前期〕
  • 情報システム工学特論〔大学院博士後期課程〕
    本科目を履修する方は、徳久まで連絡して下さい。

オフィスアワー

  • 2014年度後期
  • 水曜日お昼休みが、オフィスアワーです。
  • でも、下記の予定表より空いている頃にも、御気軽にどうぞ。
週間予定
   月   火   水   木   金 
      知能
演習1
   Soft.
Eng.
              
LB       OH      
Gゼミ Gゼミ Gゼミ    Gゼミ
会議 Lゼミ
        
           

■研究

テーマ:感情に関する自然言語処理

概要

最近、多くの人々は、インターネットのブログや掲示板を利用して、情報の交換を行なっています。その情報には、製品についての情報や旅行の体験談などがあります。製品の細かいスペックのように理知的な情報もあれば、観光地の評判のように感情的な情報もあります。本研究室では、感情的な情報を処理する技術を研究・開発しています。

感情的な情報を処理するには、どうしたら良いでしょうか。文章から感情を推定する処理と、情報を感情的な文章に変換する処理があります。現在、本研究室では前者の推定について取り組んでいます。具体的には次の方法があります。

1) 文章から、感情を明示する表現を検出する、
2) 感情の生じる原因を表す表現を検出する、もしくは、
3) 感情的な人物の振舞いを表す表現を検出する。
たとえば、「子供が犬を怖がっている。」は1)に、「子供がお小遣いを貰った。」は2)に、「子供が泣いている。」は3)に対応します。現状では、文章(脈絡のある複数の文の集り)ではなく、文(なかでも単文=述語が1つの文)に対処するのがメインとなっています。本研究室では、そのために、文をパターン化した知識ベースを構築しています。

次に、感情的な情報を解析すると、どんな良いことがあるのかを説明しましょう。その前に、世の中の状況は、どれだけ把握されているのでしょうか。たとえば、国勢調査という一斉のものの他、様々なアンケート調査が行なわれています。政府機関等は白書という資料を出版しています。人口、職種、収入、住居の広さ、家族構成、地価、気温など様々な項目についてその調査結果が示されています。人口や収入というのは一つの尺度です。

ここで、感情的な情報を自動解析できれば、どうなるでしょうか。人々がどれだけ喜んでいるのか、悲しんでいるのか、あるいは、怒りを持っているのかが分かるようになります。さらに、何に対して感情を持つのか、というところまで解析できるようになると、その不満を解消するような政策や商品の開発ができるでしょうし、ある地域の満足を他の地域でも満足させることで観光地の開発ができるでしょう。本研究室で開発している知識ベースは、感情の対象を抽出できるようにしているところがポイントです。

一方、以上の研究の周辺として、感情に関するコーパスの構築、パターン言語知識ベースの開発の基盤となる/関連する技術の開発(パターンに基づく機械翻訳技術を含む)、などを行なっております。

主な発表文献
  • 徳久雅人, 奥村秀人, 村田真樹: 観光開発支援のためのブログ記事からの評判分析, 観光と情報, 第7巻, 第1号, pp.85-98, 2011.
  • Masato Tokuhisa, Jin'ichi Murakami, Satoru Ikehara: Affective Blog Analyzer - What People feel to, Proceedings of the 2nd International Conference on Agents and Artificial Intelligence(ICAART2010), Vol.1, pp.247-252, 2010. Hotel Sidi Saler, Valencia, Spain, 22nd-24th Jan.
  • 徳久雅人: パターン言語処理に基づく情緒推定, 人工知能学会, 幼児のコモンセンス知識研究会, 招待講演, 2008, 9月17日, 東京(玉川大学・町田市).
  • 徳久雅人: パターン言語処理に基づく情緒推定に関する研究, 鳥取大学大学院工学研究科, 博士論文, 2008.
  • 田中努, 徳久雅人, 村上仁一, 池原悟: 結合価パターンへの情緒生起情報の付与, 言語処理学会第10回年次大会発表論文集, pp.345-348, 2004.
  • 滝川晃司, 徳久雅人, 村上仁一, 池原悟: 情緒推定用パターン辞書における荒いレベルの情緒原因判断条件, 電子情報通信学会技術研究報告, 言語理解とコミュニケーション, NLC2009-40, pp.43-48, 2010, 1月25-26日, 広島(広島市まちづくり市民交流センター).
  • 徳久雅人, 岡田直之: パターン理解的手法に基づく知能エージェントの情緒生起, 情報処理学会論文誌, Vol.39, No.8, pp.2440-2451, 1998.
  • 徳久雅人, 村上仁一, 池原悟: 漫画における表情に着目した情緒タグ付きテキスト対話コーパスの構築, 自然言語処理, Vol.14, No.3, pp.192-217, 2007.
  • Satoru Ikehara, Masato Tokuhisa, Jin'ichi Murakami, Masashi Saraki, Masahiro Miyazaki, Takashi Ikeda: Pattern Dictionary Development based on Non-Compositional Language Model for Japanese Compound and Complex Sentences, International Journal of Computer Processing of Oriental Languages, Vol.20, No.2 & 3, pp.151-163, 2007, June & September.
解説
  • 感情・情緒処理
    • 徳久雅人
    • 言語処理学会(編), 言語処理学事典, 共立出版, pp.210-211, 2009.
  • "Integrated Mind: What is Needed and How to Design it."
    • N.Okada, K.Inui, M.Tokuhisa
    • Allen Kent(ed.), Encyclopedia of Library and Information Science, Vol.68, pp.180-209, Marcel Dekker, 2001.
  • 感情の生起とその反応, 特集:感情のモデルと工学的応用の動向
    • 乾健太郎, 徳久雅人, 徳久良子, 岡田直之
    • 日本ファジィ学会誌, Vol.12, No.6, pp.741-751, 2000.
表彰
  • 観光情報学会 観光情報学会第8回全国大会大会優秀賞 「観光開発のヒントをブログ記事から得るための支援技術〜SVMを用いる場合〜」 2011.
  • 人工知能学会 研究奨励賞 「言語コーパスにおける感情生起要因と感情クラスの注釈づけ」 2001.
  • 情報処理学会九州支部 奨励賞 「基本情緒における強度の要因分析」, 1999.

■社会貢献

知と実践の融合

本学、鳥取大学では、知と実践の融合という旗印の下で教育と研究が進められています。本研究室では、自然言語処理に関する基礎研究を進めており、従来は「知」のほうに重みが寄っておりました。しかし、近年は、自然言語処理研究に対する強いモチベーションを持つ上で、「実践」にも、もっと目を向けなければならないと感じるようになりました。

そこで、実践に関する研究相談を歓迎しております。

キーワード: 感情分析、情報抽出、日英機械翻訳

上記キーワードを中心としておりますが、自然言語処理一般についても相談できますので、お気軽に御連絡ください。

公開講座

本学科では、2013年風紋祭(10月)で、公開講座を開設する予定です。2010年〜2012年の8月や9月には、「携帯アプリを作ろう」と題して、Android スマートフォン用のアプリを作成しました。本年度は、徳久はアシスタントとしてスタンバイしております。

■運営

本年度の学内担当

  • 学級教員(2010年度(H22年度)入学生、2012年度(H24年度)入学生 21〜40番)
  • 学科・教育改革委員会
  • 学科・公開講座担当

■年報

鳥取大学に着任してからの活動報告