自由発話における言語の特徴については、自然言語処理の立場から 出現する言語表現を調べた報告 が既にある[5]。また、山本ら[97]は実際の 対話文約1800文を名詞文節の助詞落ちや倒置の点から解析している。ここでは、自由発話 と朗読発声の言語現象の差を研究する立場から、朗読発話では見られない言語(発話)現象、 特に言い直しと間投詞に焦点をあてて、それぞれの出現頻度を調査した。今回調査した会話 文は、国際会議の問い合わせの対話文11054文である。