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翻訳精度について

6.3,表6.4及び表6.8より自動評価及び人手評価において提案手法は単語レベル文型パターン翻訳方式及び句レベル文型パターン翻訳方式よりも性能が低いことが分かる. その理由の一つとして,文型パターン選択の誤りが挙げられる. 表7.4に文型パターン選択を誤った例を示す.
表 7.4: 提案手法で翻訳精度が低かった例
入力文 炉がうなりシューっと音を立てた。 
出力文(提案手法) furnaces is groan as patter whoosh to thump .
参照文 The furnace roared and hissed .
節レベル文型パターン(日) CL1CL2.kako。
節レベル文型パターン(英) CL1 as CL2 .
節パターン(CL1) (日)N1V2 (英)N1 @be V2
節パターン(CL2) (日)ADV1 N2V3 (英)V3 #1[ADV1] to N2
参考情報(句レベル)
出力文(句レベル) furnaces growled and fizzled .
句レベル文型パターン(日) NP1VP2VP3.kako。
句レベル文型パターン(英) NP1 VP2^past and VP3^past .

7.4では,英語の節レベル文型パターン内に``as"が存在する. 入力文では,動作の連続を表しているが``as"の用法として動作の連続を表す表現は存在しない. そのため,表7.4の英語の節レベル文型パターンを用いると翻訳精度が低下する. このように,文型パターンの選択を誤った例が他にも多く見られた. この問題点を解決するには,適切な文型パターンを用いる必要がある. 現在,適切な文型パターンを用いるためにどのような情報が必要か未調査のため,今後調査する必要がある.


2018-03-06