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「に・へ」教師の調整

「に・へ」に関しては「へ」の教師数が少ないため,1994年の毎日新聞の記事一年分の各分類ごとの教師データ数を揃えたデータ(に:3,339文,へ:3,339文)を教師として利用し,各手法で推定を行う実験を追加で行った.正解率を表5.10に,SVMの教師の違いによるF値の差を表5.11に示す. 教師を増やすことによって,正解率は下がったが,「へ」のF値は上昇した.


  • 94年データを利用した「に・へ」での正解率
  • 表: 94年データを利用した「に・へ」での正解率

    手法 正解率
    SVM 0.862
    先行研究手法1 0.867
    先行研究手法2 0.180
    先行研究手法3 0.216
    全て「に」 0.988
    全て「に」でない 0.011


  • 教師の違いによる「に・へ」でのF値・再現率・適合率
  • 表: 教師の違いによる「に・へ」でのF値・再現率・適合率

    手法 教師 分類先 F値 再現率 適合率
    SVM 95年1月 0.993 0.998 0.988
      1〜9日 0.042 0.023 0.200
      94年 0.924 0.863 0.996
      全日 0.109 0.717 0.059
    先行 95年1月 0.992 0.997 0.988
    研究 1〜9日
    手法 94年 0.928 0.872 0.992
    全日 0.073 0.447 0.040
    先行 95年1月 0.993 1.000 0.988
    研究 1〜9日
    手法 94年 0.291 0.171 0.997
    全日 0.025 0.964 0.013
    先行 95年1月 0.994 1.000 0.988
    研究 1〜9日
    手法 94年 0.343 0.207 0.997
    全日 0.028 0.952 0.014
    全て なし 0.993 1.000 0.988
    「に」  


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    平成25年2月12日