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「は・が」推定実験

副助詞「は」,格助詞「が」が取り除かれた文に対し,SVMを利用し 取り除かれた助詞の推定を行った. 提案手法の正解率の他に, 全てを「が」に分類する手法,全てを「は」に分類する手法,先行研究手法の正解率も求めた. これらの正解率を表5.5 に示す. 表のように,SVMの正解率は0.760であり,比較手法の中で最も高い値となった. また,SVMの「が」の推定は$F$値0.768(再現率:0.765,適合率:0.772), 「は」の推定は$F$値0.751(再現率:0.755,適合率:0.748)であった.

  • 「は・が」での正解率
  • 表: 「は・が」での正解率

    手法 正解率
    SVM 0.760
    先行研究手法1 0.615
    先行研究手法2 0.522
    先行研究手法3 0.646
    全て「が」に分類 0.519
    全て「は」に分類 0.480


  • 「は・が」での$F$値・再現率・適合率
  • 表: 「は・が」での$F$値・再現率・適合率

    手法 分類先 F値 再現率 適合率
    SVM 0.768 0.765(4598/6009) 0.772(4598/5956)
      0.751 0.755(4200/5558) 0.748(4200/5611)
    先行研究手法1 0.672 0.761(4576/6009) 0.602(4576/7590)
      0.532 0.457(2544/5558) 0.639(2544/3977)
    先行研究手法2 0.661 0.900(5412/6009) 0.523(5412/10739)
      0.185 0.113(631/5558) 0.513(631/1228)
    先行研究手法3 0.599 0.509(3061/6009) 0.727(3061/4206)
      0.683 0.793(4413/5558) 0.599(4413/7361)
    全て「が」 0.683 1.000(6009/6009) 0.519(6009/11567)
    全て「は」 0.648 1.000(5558/5558) 0.480(5558/11567)


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    平成25年2月12日