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目次
本研究では,判断条件「保留」が付与されている1,600件のレコードに対して手作業で補修を行う.
主観的な分析であるため,アルゴリズムを決め,作業を行う.
以下で述べる手順では,判断条件の付与が可能ならば,そのレコードへの付与作業は終了とするが,付与が不可能ならば,次の手順へと進むものとする.
- 手順1
- 他の結合価パターンがその結合価パターンを補っているため判断条件の付与が必要ない場合,「パターン不使用」を付与する.
- 手順2
- 情緒原因の見直しが必要なため判断条件の付与が不可能な場合,「情緒原因レベル」を付与する.
- 手順3
- 文脈からの情報に依存しているため判断条件の付与が不可能な場合,「保留(文脈依存)」を付与する.
- 手順4
- 情緒推定において必須の格要素が不足しているため判断条件の付与が不可能な場合,「保留(格要素不足)」を付与する.
- 手順5
- 情緒対象が空欄のものは格要素で表せるものに限定し,追加する.
- 手順6
- 従来の判断条件で付与できる場合,その判断条件を付与する.
- 手順7
- 新たな判断条件を設計し,付与する.
Subsections
平成23年3月2日