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本研究で設計した判断条件の種類と意味

判断条件は命題関数であり,引数に入力される格要素によって真偽が決まる. 表3.1に,先の手順で補修を行い,得られた判断条件の種類と意味を示す.



表: 新たな判断条件の種類と意味
判断条件(命題関数) 意味
対人関係・上($x$, $y$) $x$$y$が対人関係において「接近・優劣」の関係であり,情緒主が上位である
対人関係・下($x$, $y$) $x$$y$が対人関係において「接近・優劣」の関係であり,情緒主が下位である
適度($x$) $x$が情緒主にとって適度である
過度($x$) $x$が情緒主にとって過度である
可能性・高($x$) $x$を情緒主が起こす可能性が高い
情緒原因レベル 結合価パターンの情緒原因の見直しが必要な場合に使用
パターン不使用 他の結合価パターンがその結合価パターンを補っているため判断条件の付与が必要ない場合に使用
保留(文脈依存) 文脈からの情報に依存しすぎているため,結合価パターンの情報のみでは,判断条件の付与が不可能な場合に使用
保留(格要素不足) 情緒推定において必須の格要素が不足しているため判断条件の付与が不可能な場合に使用




平成23年3月2日