包含関係による縮退（手順３）

表6に，文型パターン辞書D2に対して， 日本語文型パターンの包含関係による縮退を行った結果を，文型パターンの適合頻度別に示す．

表 6: 包含関係判定結果（辞書D2）

適合頻度	パターン数	上位パターン		下位パターン		下位削除後(D3)
0文	73	0	0.00%	7	9.59%	66	90.41%
1文	8,905	763	8.57%	1,915	21.50%	6,990	78.50%
2文以上10文未満	9,124	1,212	13.28%	2,598	28.47%	6,526	71.53%
10文以上100文未満	5,125	1,251	24.41%	1,710	33.37%	3,415	66.63%
100文以上1,000文未満	1,684	480	28.50%	852	50.59%	832	49.41%
1,000文以上10,000文未満	532	90	16.92%	388	72.93%	144	27.07%
10,000文以上100,000文未満	3	0	0.00%	0	0.00%	3	100.00%
計	25,446	3,796	14.92%	7,470	29.36%	17,976	70.64%

結果より，日本語文型パターン間の包含関係によって，約７割に縮退できたことが分かる．

以下に，発見した包含関係の例を示す．