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文型パターン

[1]にて作成した文型パターン辞書の一例を以下に示す.
日本文:大勢の前で話すときは多くの人があがるものだ。
対訳英語文:Many people have stage fright when they have to give a speech in front of a large audience.
日本語パターン:$VP1$ときは$NP2$$V3$ものだ。
対訳英語パターン:$NP2$ $V3$ when $N3$ have to $VP1$.
日本文と対訳英語文において,それぞれ置き換え可能な線形要素の部分を変数 にしたパターン対が作られている.日本語パターン,対訳英語パターンの変数 $VP1$には「大勢の前で話す」が,$NP2$には「多くの人」が,$V3$には「あが る」が適合している.対訳英語パターンを用いて英文を生成するためには,そ れぞれの変数に適合する日本文の対訳を生成し,代入する必要がある.動詞は 辞書でカバーできると考えられるが,動詞句や名詞句は別ルーチンを用いて翻 訳する必要があると思われる.その中で,本研究では動詞句を対象とする.ま た,名詞句については,今年度の卒業研究で,神野絵理さんが研究を行ってい る.



平成17年4月14日