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目次
表7.4,表7.5より,
Case1の場合に素性を拡充する前と拡充した後の提案手法はほぼ同等の正解率であることがわかる.
このことはCase1の場合において,
拡充する素性より今までの素性の方が有用な素性であったことがわかる.
また,Case2,3の場合にどちらも素性を拡充した本手法の性能が高いことがわかる.
このことはCase2,3の場合において,
段落間の隣接する近辺の細かな情報を着目し
推定対象の2段落間の結びつきの特徴を考慮した素性(b22,b23,b26,b27)や
以前の段落と推定対象の各段落間の結びつきの特徴を考慮した素性(b24,b25,b28,b29)
を用いたことにより,
正解率が素性を拡充する前に比べて上昇したのではないかと推測する.
そこで,素性分析により本手法で用いた素性のうち
どの素性が有用になりそうかを次章において検討する.
平成27年3月4日