例として,図5.2のデータを与えると, 図5.3のとおり検索される.
ここには,14件の適合ユニットが列挙されている. 7種類のパターンが適合し,各パターンにおいて,2通りの適合の仕方があることがわかる. 1パターンにつき2通りの適合の仕方があるのは, 格要素の離散記号に「鰹を」が適合する場合と,しない場合の違いによるものである. 「PATTERN=」の行に注目する. 「EC009032-00」というのがパターンIDである. その次の「N2,を,'釣る'」が適合したパターン記述子である. その次の「[1,2,3]」は,適合した単語の番号である. 行末の「3」は適合した単語数である.
次の行を見ると,「N2=」とある. 変数に代入された情報が書かれている. 最初の「[1]」は変数に適合した単語の番号である. 次の「{1}」は意味属性制約の係り先となる単語の番号である. 行末の「1」は適合した単語数である.