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パターン照合器

本研究では,[6]で作成されたパターン照合器 パターン照合器は,日本語文の形態素解析結果と日本語パターンの照合を行い,適合 したパターンの抽出および各変数に対応するバインド値などを出力する.パター ン照合器の出力の例を表2.17に示す.

表 2.17:2.16に対するSPMの出力における適合パターンの一例
適合 PATTERN=PJAC000090-00=[勉強を,している,間は,$VP1,.teoku,$
パターン1 $.meireigo,$。]=[1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12]=12
  $VP1$=[7,8,9]=9=3
適合 PATTERN=PJAC000090-00=[勉強を,している,間は,$VP1,.teoku,$
パターン2 $.meireigo$。]=[1,2,3,4,5,6,9,10,11,12]=10
  $VP1$=[9]=9=1

3.2では,日本語文に対して,2つの句レベルパターンが適合している. 「適合パターン1」において,「PATTERN=」に続く部分は,順番に,パターンID, パターンの適合要素,適合した入力文の要素番号,適合した入力文の要素数の合計であ る..また,「$VP1$=」に続く部分は,変数に対応した入力文の要素番号, 変数に対応した主体となる入力文の要素番号,適合した入力文の要素数の合計で ある.この場合では,$VP1$に'ラジオ を 切っ'がバインドされている.


平成24年3月30日