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目次
HMMを学習するためには,HMMを構成する要素のうち状態遷移確率A,出力確率Bの2
つを,与えられた学習をもとに定める必要がある.両者の学習規範としては,最
尤基準が適用されることが一般的である.HMMの学習における問題点は,学習用
に与えられた出力信号系列が,どのような状態系列をたどって,出力されたものかが
観測できないことにある.そのため,与えられた出力信号系列の下で状態遷移の
期待値を求め,この期待値にもとづいてパラメータの推定を行う[4].
Subsections
平成20年5月16日