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正解パターン2

日本語文型パターン:
/y $1^{/tcfk $N1$ は} /tcfk $N2$ を /cf $V3$^rentai ! ために $1 /tcfk $N4$ へ /cf $V5$.kako
(原文:彼は大統領選を報道するためにアメリカへ渡った。)
英語文型パターン:
$N1$ $V5$^past over to $N4$ to $V3$^base $N2$.
(原文:He went over to the U.S. to cover the Presidential election.)
バインド値:
$N1$=彼,$N2$=命令,$V3$=遂行する,$N4$=ロンドン,$V5$=行っ=行く
翻訳結果:
He went over to London to achieve instructions.
評価:
B
この2件の正解パターンは,以下で示す文型パターンに包含されるため,削除された.
日本語文型パターン:
/y $1^{/tcfk $N1$ は} /tcfk $N2$ を /cf $V3$^rentai ! ために $1 /tcfk $N4$ へ $1 /cf $V5$.kako
(原文:彼は情報を収集するためにそこへ行った。)
英語文型パターン:
$N1$ $V5$^past ADV($N4$) to $V3$^base $N2$.
(原文:He went there to glean information.)
しかし,この文型パターンを用いた翻訳結果の評価はFであったので,正解パターンが存在しなくなった. 以下にその翻訳結果と評価を示す.
バインド値:
$N1$=彼,$N2$=命令,$V3$=遂行する,$N4$=ロンドン,$V5$=行っ=行く
翻訳結果:
He went ADV(London) to achieve instructions.
評価:
F,``London''を副詞に変換できないため

これら結果は,日本語文型パターンにのみ着目し, 英語文型パターンを考慮しなかったためと考えられる.

英語文型パターンを考慮しない場合, 日本語文型パターンに適合する日本語文を, 意味的に適切な翻訳が行える英語文型パターンが存在しなくなる可能性がある. そのため,$P1$$P2$が影響を受けたと考えられる.

しかし,文型パターン翻訳方式においては,入力文に対して正解パターンが存在することが重要である. そのため,$P2$の減少の程度を考慮すると,日本語文型パターンの包含関係による縮退が, 文型パターン辞書に与える影響は少ないと考えている.



平成19年3月1日