語形関数は,時制や相の表現に使用する.英語パターンで使用される語形関数
は,表9および表10に示す18種類である.
例えば関数``^''は,
``
^
''のように動詞変数に付属する.現在完了形は助動詞``have''
の直後の動詞は過去分詞形でなければならないので,プリミティ
ブな関数に置き換えると``have
^
''となる.これは,3.1節の
「英語文の構造決定」に相当する.また,``
^
''の場合,時制の制
約がなく活用形の決定はできないため,助動詞``have''は,``have,has,had,
''が候補となる.これは,3.2節の「局所翻訳の実行および英語
パターンへの非決定的な代入」に相当する.
品詞変換関数は,``変換後変数(変換前変数)''と記述され,``変換前変数''が
日本語変数を,``変換後変数''が英語変数を意味する.英語パターンに日本語
変数の情報は必要ないため,``変換後変数(変換前変数)''を``変換後変数''に
書き換える.