手作業で作成した翻訳対をフレーズテーブルに追加する手順を 図に示す.
手作業で作成した翻訳対をフレーズテーブルに追加する手順を以下に示す.
日英重複文文型パターン辞書[3]から対訳文を抽出し ``chasen[9]''で形態素解析を行う.英語文に対しては大文字の小文 字化を行う.また,句読点の前にスペースを入れる. 前処理を行った後の対訳文の具体例を表に示す.
手順1で抽出した対訳文を用いてフレーズテーブルを作成する.作成時のパラメー タにはintersectionを用いる.作成したフレーズテーブルの例を表に示す.
手順2で作成したフレーズテーブルを参照して,手作業で作成した翻訳対に翻訳 確率値を付与する.翻訳対が``オーバー コート を 脱ぎ捨て flung his coat off''の場合は1行目のフレーズ対の翻訳確率値``0.5 3.88199e-08 0.5 6.46865e-06 ''を付与する.
手順1で抽出した対訳文を用いてフレーズテーブルを作成する.作成時のパラ メータにはgrow-diag-finalを用いる.作成したフレーズテーブルの例を表 に示す.
手順4で作成したフレーズテーブルに,手順3で作成した翻訳確率を付与した翻訳 対を追加する.
尚,本稿では,手順4で作成したフレーズテーブルを用いた翻訳をベースライン と呼び,手順5のフレーズテーブルを用いた翻訳を提案手法と呼ぶ.