入力文 | 雨の日が続いた。 |
参照文 | He booked himself for the following day's bus. |
文パターン(日本語側) | X2 X0 X1 が X3 た。 |
文パターン(英語側) | X2 has X3 X0 X1. |
変換テーブル1#1(X0) | C : の D : in the |
変換テーブル1#1(X1) | C : 日 D : day |
変換テーブル1#1(X2) | C : 雨 D : It |
変換テーブル1#1(X3) | C : 続い D : been |
出力文 | It has been in the day. |
表5.17の出力文からは「雨」を表す英語句が存在しない.また,変換テーブル1#1(X2)を見ると,明らかにCDの意味が異なっている.
学習文対(日本語側) | 物価が上がる。 |
学習文対(英語側) | Prices rise. |
単語レベル文パターン(日本語側) | X1がX0。 |
単語レベル文パターン(英語側) | X1 N0 . |
照合する学習文対(日本語側) | 雨が激しく降る。 |
照合する学習文対(英語側) | It rains violently. |
変換テーブル(X0) | A:上がる B:rise |
C:激しく降る D:rains violently | |
変換テーブル(X1) | A:物価 B:Price |
C:雨 D:It |
下線部の変換テーブルX1が誤った変換テーブルである.なぜ,この変換テーブルが作成されたのか考察する.
英語単語「It」は日本語文において翻訳されることが少ない.よって,変換テーブルとして抽出した際に,問題を発生させると考えられる.従って,正しい変換テーブルを作成する方法として2つの方法がある.
今後,本節で考えた手法に取り組んでいきたい.