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差なしの原因

フレーズ確率の総積$P_2$を使用する手法と従来手法の''フレーズ確率$P_1$''を使用した手法には大きな差がなかった.これは2つの原因が挙げられる.まずフレーズ確率の総積を使用した翻訳の翻訳確率においても言語翻訳確率 (trigram)が大きな割合を占めていること,次に確率の変更をした場所がデコーダー部分であったことである.

なお,現在対訳句から句に基づく文パターンを作成する際に確率を使用して枝刈りを行っているので,句に基づく文パターンを作成する際の確率を変更すると本研究よりも差が出るのではないかと考える.


2018-03-06