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はじめに

言語表現の構造を,意味を持つ単位にパターン化した文型パターン[1]を用いた,文型パターン翻訳方式[2]が提案されている. この翻訳方式では,文型パターンを用いることで,統語構造と意味を一体化した処理が可能である. また,文型パターンは変数の範囲に応じて単語,句,節の3つのレベルごとにパターンが作成されている. 節は句と単語から成り立ち,句は単語から成り立つという関係性がある.

過去において,単語レベル文型パターンを用いた翻訳方式として,単語レベル文型パターン翻訳方式[2]が実装され,句レベル文型パターンを用いた翻訳方式として,句レベル文型パターン翻訳方式[3]が実装された. しかし,単語レベル文型パターン翻訳方式及び句レベル文型パターン翻訳方式は, 1つの入力文に対して1つ以上のパターンがマッチする,パターンマッチ文数が少ない という問題点が存在する. パターンマッチ文数を増加させるための1つの手法として,過去において利用されていない節レベル文型パターンを用いる翻訳方式が考えられる.

そこで,本研究では,パターンマッチ文数を増加するための翻訳方式として節レベル文型パターンを用いる,節レベル文型パターン翻訳方式を提案し,試作する. また,パターンマッチ文数及び翻訳精度の観点で,従来の文型パターン翻訳方式と比較評価を行う.

本論文の構成を以下に示す. 2章で文型パターン翻訳方式で利用する日英重文複文文型パターン辞書について説明する. 3章では単語レベル文型パターン翻訳方式について説明し,4章では句レベル文型パターン翻訳方式を説明する. 5章では提案手法である節レベル文型パターン翻訳方式について説明する. 6章では実験条件について説明し,最後に,7章で本研究の考察を述べる.


2018-03-06