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実験結果のまとめ

今回の実験において,カバー率は約60% まで上昇した.このため,未知語を出力する手法はTDSMTにおいてカバー率を向上させるのに有効であることがわかる.しかし,Mosesやニューラル機械翻訳ではカバー率は約100% であるためまだまだ及ばない.

今回の実験では,未知語出力用変換テーブルの作成において制限をかけている.6.2.1節に示すように,未知語出力用変換テーブルの「CC」の部分は2単語までである.この制限を取り除くことにより,カバー率は約100% まで上昇する.しかし,TDSMTの利点である,文法性の維持に影響を及ぼす可能性が考えられる.また,入力文をそのまま出力文として出力する可能性がある.このため「CC」の部分の単語を増やす方法はおこなっていない.

また,カバー率の向上を実現するために,計算空間と計算時間の増加を伴った.これは5.1節により示された.



Hiroto Yasuba 2019-05-08