表6より提案手法では従来手法と比較し,翻訳に利用する変換テーブルの数は大幅に増加している.このため,提案手法では翻訳に必要な計算空間と計算時間も大幅に増加していると考えられる.
変換テーブルは文パターンと対訳文が照合した場合のみ作成され,更に枝刈りを行なっているため,数は少ない.しかし,未知語出力用変換テーブルは入力文の単語と対訳単語を全展開し作成するため,数は多くなる.未知語を出力するために用意する変換テーブルであるため,枝刈りは難しい.