変換知識は「ストリングレベル」「パタンレベル」「文法レベル」「解析知識」の4つのレベルが存在する.「ストリングレベル」「パタンレベル」「文法レベル」の変換知識は入力文(原言語)を出力文(目的言語)に翻訳するために利用する.そのため,原言語を目的言語に変換する知識である.一方,「解析知識」は他3つのレベルの変換知識をうまく利用するため,入力文(原言語)を調整するために利用する.そのため,原言語を原言語に変換する知識である.表2.2に古瀬らが作成した数と具体例を示す.
レベル | 数 | 具体例 | |
ストリングレベル | 1783 | 失礼します | Good-bye |
パタンレベル | 490 | 39#39 を 40#40 | 41#41 42#42 |
文法レベル | 45 | 普通名詞1 普通名詞2 | 普通名詞1' 普通名詞2' |
解析知識 | 338 | 代名詞 固有名詞 | 代名詞 は 固有名詞 |
表2.2において, 「普通名詞1'」は「普通名詞1」の翻訳である.