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人手評価例:Moses○の例

moses◯の評価例を表6.6,表6.8及び表6.8に示す.


Table 6.6: Moses◯の人手評価例1
131#131


6.6では,Mosesの出力文は入力文の意味が読み取ることができる.入力文では目的となる事柄「白紙」にする内容が明確に記されていないため,「his」が入ったとしても入力文の意味と違わないと考えられる.提案手法の出力文では,「返そ う いっさい」の部分が正しく翻訳されたとしても,その後に続く「in in」や文全体の「Let's 〜」のような文構造がないため,入力文の意味を読み取るのは難しい.このため,評価をmoses◯とした.


Table 6.7: Moses◯の人手評価例2
132#132


6.8では,提案手法の出力文では動詞がかけているため,入力文の意味を読み取るのは難しい.Mosesの出力文では出力文に「just」が含まれている.参照文と比較して,「なんとか間に合った」という表現になるが,入力文の意味はる程度読み取れる.そのため,提案手法の出力文よりMosesの出力文の方が入力文の意味を読み取れるため,評価をMoses◯とした.


Table 6.8: Moses◯の人手評価例3
133#133


6.8では,提案手法の出力文では動詞がない.また,「タイプ ミス」が「タイプミスをした:made typo」のように動詞に訳出されたとしても,主語が「This paper」では入力文の意味を読み取るには難しい.一方で,Mosesの出力文では「この論文にはミスがたくさんある」という意味は読み取ることができる.このミスがタイプミスであることはその後の「in type[*]という単語列で意訳が可能である.そのため,提案手法の出力文と比較して,Mosesの出力文の方が入力文の意味が読み取りやすいとして,この文の評価をMoses◯とした.



Hiroto Yasuba 2019-05-08