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目次
本研究では,追加実験として,先行手法と提案手法を併用した手法(以下,追加手法と呼ぶ)の実験を行った.以下に追加手法の具体的な手順を示す.また,追加手法の流れを図に示す.
- 準備
- 英語学習文と単語単位の日本語学習文および文字単位の日本語学習文を準備する.
- 手順1
- 英語学習文を用いて言語モデルを作成する.
- 手順2
- 英語学習文と日本語学習文を用いて翻訳モデルを作成する.また,ヒューリスティックスとして``grow-diag-final-and"を用いる.
- 手順3
- 手順2と同様にして翻訳モデルを作成する.また,ヒューリスティックスとして``intersection"を用いる.
- 手順4
- 手順3で作成されたフレーズテーブルから未知語が含まれるフレーズ対を抽出し,手順2で作成されたフレーズテーブルに直接追加する.このフレーズテーブルを用いて翻訳を行う.
- 手順5
- 手順4の翻訳結果から未知語を抽出する.
``He has 画才 ." → ``画才" (例5)
- 手順6
- 手順3で抽出した未知語を文字単位化し,次の入力とする.
``画才" → ``画 才" (例6)
- 手順7
- 英語学習文と文字単位化した日本語学習文を用いて翻訳モデルを作成する.
- 手順8
- 手順1, 手順7で作成したモデルを用いて二回目の翻訳を行う.
``画 才" → ``artistic talent" (例7)
- 手順9
- 手順8で出力された英語を,一回目の翻訳結果における未知語部分に置換して,英語文を出力する.
``He has 画才 ." → ``He has artistic talent" (例8)
Subsections
s122019
2016-03-03