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実験結果のまとめ

7.1節より, 人手作成された対訳句を用いたパターンに基づく統計翻訳(以下, 人手作成)が自動作成よりカバー率が低いことがわかる. また, 7.2節より, 人手作成と自動作成は翻訳精度に大きな差がないことがわかる. 人手作成において, 変数に対応する対訳句はそれほど不自然ではない. しかし, 文パターンに問題がある. そこで, 変数の数を比較すると, 自動作成は人手作成より変数の数が少ない文パターンを選択している. そして, 変数の数が少ない文パターンを選択した文の翻訳精度が良い傾向にある. よって, 変数の数が少ない文パターンを選択した方が翻訳精度が良いのではないかと考える.

また, 表7.4の``自動作成○”(9文)において, 鳥バンクを用いたパターンに基づく統計翻訳のすべての変数のうち, 不自然な対応をとる対訳句の数を調査した. その結果, 25個の変数において, 対応が不自然だった対訳句数は3句対であった. また, 表7.5の``自動作成○”(6文)において, 英辞郎を用いたパターンに基づく統計翻訳のすべての変数のうち, 不自然な対応をとる対訳句の数を調査した. その結果, 19個の変数において, 対応が不自然だった対訳句数は2句対であった. この結果より, 人手作成された対訳句にも多少は不自然な対応を取る対訳句が含まれていることがわかる.



平成27年3月19日