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(3.1)式は以下の式に分解することができる.
はフランス語文の長
さ,
はフランス語文における,1番目から
番目までのアライメント,
はフランス語文における,1番目から
番目まで単語を表している.
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(3.2) |
(3.2)式ではとても複雑であるので計算が困難である.そこで,モデル1
では以下の仮定により,パラメータの簡略化を行う.
- フランス語文の長さの確率
は
,
に依存しない
- アライメントの確率は英語文の長さ
に依存する
- フランス語の翻訳確率
は,仏単語
に対応する英単語
に依存する
パラメータの簡略化を行うことで,
と
は以下の式で表
される.
モデル1では翻訳確率
の初期値が0以外の場合,
Expectation-Maximization(EM)アルゴリズムを繰り返し行うことで得られる期待
値を用いて最適解を推定する.EMアルゴリズムの手順を以下に示す.
- 手順1
- 翻訳確率
の初期値を設定する.
- 手順2
- 仏英対訳対
(但し,
)において,仏単語
と英単語
が対応する回数の期待値を以下の式により計算する.
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(3.6) |
はフランス語文
中で仏単語
が出現する回数,
は英語文
中で英単語
が出現する回数を表している.
- 手順3
- 英語文
の中で1回以上出現する英単語
に対して,翻訳確率
を計算する.
- 定数
を以下の式により計算する.
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(3.7) |
- (3.7)式より求めた
を用いて,翻訳確率
を再計算する.
- 手順4
- 翻訳確率
が収束するまで手順2と手順3を繰り返す.
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平成26年3月13日