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「は・が」使い分けが必要な文の比率の調査

「は・が」のテストデータからランダムで10件抜き出し,新聞の文で使い分けが必要な「は・が」が どの程度存在しているのかを調査した. 表5.1に結果を示す. 使い分けが必要な文は,10文中9文であった. このことから,ほとんどの「は・が」を含む文章において使い分けが必要であることがわかった. 次にランダムで抽出した10文とその分析結果を載せる.

使い分け必要
 締まりのない社会党騒動をみていると、だんだん腹【が】立ってくる。
使い分け必要
 山花氏はとりあえず、社会党会派からの離脱届を中執委に提出するが、「離脱【が】了承されなければ、同日中に離党届提出だ」との強硬論もあり、山花氏は背水の陣を敷いた形だ。
使い分け必要
 久保ら【は】当時、そのことをまったく知らない。
使い分け必要
 作業速度【は】三キロで、前後走行が可能。
使い分け必要
 「もともと社会党自体が第三極の考え方なのだから、何も党を割らなくてもいいのではないか。次の総選挙で新進党と手を握りたい人【は】、第三極などと言わずに正直にそう言えばいい」
使い分け必要
 王国崩壊の危機に立つ西武だが、むしろ選手【は】燃えるのではないか。
使い分け必要
 5カ月間の禁漁効果もあるが、秋に台風【が】なかったのと、高水温が続いたせいらしい。
使い分け必要
 今回の交渉が決着の運びとなった背景には、公的年金市場についての米国の強い市場開放圧力に加えて、規制緩和が国内経済政策の焦点となるなか、厚生省など国内からも開放要求が出たこと【が】挙げられる。
使い分け必要
 同行はこれまで日本の南ア向け輸出企業に融資した前例はあるが、南アへの直接融資【は】これが第一号となる。
使い分け不要
 村山富市首相と武村正義さきがけ代表の十六日の会談で、さきがけ【が】政策研究会設置提案という形で両党を軸にした再編に向けた協議にゴーサインを出した。


  • 「は・が」の使い分けが必要か否か
  • 表: 「は・が」の使い分けが必要か否か

    使い分け 必要 不要
    文数 9 1



    平成25年2月12日