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目次
三上[12]は「は・が」について,「は」は「が・に・の・を」を代行すると述べている.
例えば
- 象は鼻が長い
において象をベースにした文にすると
- 象は鼻が長い
となり,この文のベースを鼻にすると
- 象の長い鼻
となり,新たに助詞「の」が出現する.このことから,「は」は「の」の代行していると言える.
「は」は代行する助詞の中でも,「が」を代行することが多いとしている.
しかし,「は」と「が」はいっしょくたにすべきでないと述べており,使い分けの重要性が高いと言える.
平成25年2月12日