文型パターンにおいて,任意要素を指定するものとして,「離散記号」と「任意
要素記号」がある.「離散記号」は,連体修飾句などの任意要素とその位置を指
定している.「任意要素記号」は,日英パターンで対応関係を持つ要素で,双方
から削除できる要素を指定している.表2.10に「離散記号」の種類と,
「任意要素記号」の書式を示す.また,表2.11にそれらの記号がある
文型パターン対の例を示す.
表2.11において,日本語パターンの「3[/cf]」の部分
に日本語要素が適合した場合は,英語パターン側で「」を用いる.また,
日本語パターンにおいて,離散記号がある位置に,それらの記号が指定する要素
が適合してもよい.