文型パターンにおける,要素補完のための記号は,省略可能な主語・目的語など を指定するものである.英語側にあるが日本語側にはなくてもよい要素を指定す る「補完要素記号」と,日本語側の要素の有無に応じて表現を指定する「訳出要 素選択記号」がある.表2.8にそれらの記号の書式を示す.また,表 2.9に要素補完のための記号がある文型パターン対の例を示す.
表2.9において,日本語パターンの「」に適合する日本 語要素があった場合は「」を,なければ「I」を英語側で用いる.