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語順と位置変更可能要素を指定する記号



文型パターンにおいて,語順と位置の変更が可能な要素を指定する記号がある. 「順序任意要素指定記号」は,格要素などの要素をグループ化し,順序を任意化 している.「位置変更可能記号」は,副詞などの変更可能な位置を指定している. 表2.12にそれらの記号の書式を示す.また,表2.13に「任意変更可能記号」があ る文型パターンを示す.

表 2.12: 語順と位置変更可能要素を指定する記号
順序任意要素指定記号 $\sharp1\{パターン記述1,パターン記述2,…\}$
任意要素記号 $1 $\hat{}\{パターン記述\}$......$1


表 2.13: 位置変更可能要素がある日本語パターン
日本語パターン $1$N1$と$1 $\hat{}$$N2$は会っても$VP3$間柄ではありま せん。

2.13において,「$1」で示されている「$N2$は」は,ほかの「$1」 の場所に移動してもよい.


平成24年3月30日