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本研究では,日英対訳文対から日英文パターン翻訳器を自動的に作成する手法を提案した.実験の結果,単文の実験では,自動評価において提案手法はベースラインよりも評価値は低いが,人手による対比較評価では,提案手法はベースラインよりも良い結果となった.また重文複文の実験では,自動評価と対比較評価のどちらにおいても提案手法はベースラインよりも良い結果となった.しかし,日英対訳フレーズ辞書の不適切なフレーズ対が日英文パターン辞書の品質の低下,パターン翻訳の翻訳精度の低下を引き起こしている.この問題に対して,今後は,日英対訳フレーズ辞書の作成時に用いる閾値の調整,品詞タグの利用などにより,さらに翻訳精度が向上すると考えられる.
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平成24年3月23日