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Lexicalized Block Orientationモデル

Lexicalized Block Orientation(IBO)モデルでは,目的言語側における,i番目およびi + 1番目のフレーズ 94#94 に対応するフレーズ対のペアに対して,その原言語側フレーズ 95#95 と 96#96 との位置関係を次のような3クラスに分類する.

97#97    

目的言語側で隣接するフレーズに対して,monotoneは原言語側において隣接かつ目的言語と同順であること,swapは原言語側において隣接かつ目的言語側と逆順であること,discontinuousは原言語側において両者が離れていることを表す[5].

図: reorderingにおけるswapの例
98#98

例えば,図2.10において,``today''-``今日は''のフレーズ対と``雨''-``rainy''のフレーズ対とはswapの関係をなしている.

LBOモデルでは,上記の3クラスを用いた各フレーズ対間のリオーダリング確率の積として,リオーダリングの確率を2.23式のように近似する[5].

99#99 6#6 100#100 (2.23)

対数線形モデルの枠組みにおいては翻訳精度向上のために, 101#101 の代わりとして,より多くの情報をもつ 102#102 を素性に使用する場合が多い.



平成24年3月23日