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動詞と評価極性との関係

動詞について名詞と同様に$SO$-$Score$を算出してみた.結果を表 5.1に示す.

表 5.1: 動詞の頻度
順位 Pos. Neg. $SO$-$Score$ 名詞
1 1,385 428 -0.642 ある
2 615 10 3.605 できる
3 271 176 -1.713 なる
4 303 107 -0.834 いる
5 194 76 -0.984 あった
6 209 58 -0.487 思っていた
7 169 86 -1.361 する
8 243 1 5.575 出来る
9 140 80 -1.528 違う
10 153 30 0.014 思う
11 148 30 -0.034 出る
12 23 36 -0.563 いう
13 118 27 -0.208 なっている
14 119 23 0.035 なった
15 118 22 0.087 あります
16 116 14 0.714 見える
17 123 3 3.017 できた
18 119 3 2.969 わかる
- - -
67 31 10 -0.704 走る
- - -
600 5 0 6.633 お送りします
         



5.1において,「違う」に対する$SO$-$Score$$-1.528$である.表4.1,表 4.2において,動詞が「違う」については$SO$-$Score$は負値であった. 同様に,「走る」に対する$SO$-$Score$は,$-0.704$である.表4.4に おいて,動詞が「走る」に対する$SO$-$Score$は負値である.これらのことから, 動詞の評価極性によっても2つ組の評価極性値に影響を与えると考えられる.

以上より,今後は,名詞と動詞の評価極性の組み合わせ(4通り)に区別しながら データ収集を行う必要があると考える.


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平成24年3月20日