そこで,Positive傾向 の名詞(「写真」と「店」)に対する動詞2つ組とNegative傾向の名詞(「家」と 「車」)に対する動詞2つ組について,人手 による同意率の分析を行った.Positive傾向の名詞の2つ組は件中件が同意であ ると判断した.また,Negative傾向の名詞の2つ組は件中件が同意であると 判断した.Positive傾向の名詞とNegative傾向の名詞によって,2つ組 の評価極性値の同意率に明らかな差があることが判断できる.
解釈の難しさは,パターンに基づく情緒推定[10]においても同様の現象が見られるので, 名詞の評価極性で区別することは重要と思われる.