不問・特定（従属節・正の情緒）

• 不問・特定の接続表現（従属節・正の情緒）
  くらいなら，たいばかりに，まで，きり，たとき，にさきだって，とどう じに，につれて，んがため，とは，かというと

• 不問・特定の接続表現「につれて」の文例
  北斗の拳の次回予告は最終回に近づくにつれてテンションが上 がっていく【情緒なし→好ましい】

  新しくなるにつれてつまらなくなってくるなぁと思うようにな りました。【好ましい→悲しみ，反転】

  クリスマスが近づくにつれて毎日、小箱から ひとつずつ オー ナメント(小さな飾り)を出して飾っていきます【期待→喜び，保持】

  取引の回数を重ねるにつれて技術の差が現れやすくなります。 【期待→好ましい，保持】

  美しくなるにつれて若くなる【喜び→喜び，保持】

接続表現「につれて」の事例では，「反転」が1件，「保持」が3件，「不問」が 1件なので属性(i)は「不問」となる．また，従属節における「正の情緒」が4件， 「負の情緒」が0件，主節における「正の情緒」が4件，「負の情緒」が1件であ る．従属節における「正の情緒」が 4件，主節における「正の情緒」が4件であ るので「特定」となる．以上から接続表現「につれて」は「不問・特定」の接続表 現といえる．