保持・特定

• 保持・特定の接続表現
  なくて，ものなら，る/...ないようでは，にくわえて，かとおもうほど

• 保持・特定の接続表現「にくわえて」の文例
  そこそこ忙しいのに加えてイライラする出来事が多い【嫌だ→怒り,嫌だ，保持】

  ここのところ雪が連日降って雪かきがしんどいのに加えて今朝の冷 え込みはすごかったです。【嫌だ→驚き,嫌だ，保持】

  最高５０００円の税額控除を受けられるのに加えて、医療費の領収 書や源泉徴収票などの提出を省略できるのです。【喜び→好ましい，保持】

  イベ自体はプラ以外のバンドさんがあまり詳しくないっていうかほ とんど知らないのばっかだったのに加えて、あまり好みな感じのが なかった【悲しみ→悲しみ，保持】

  路面はみぞれ雪みたいなぐちゅぐちゅのになってて滑りやすいの に加えて雪がボンボン降ってるのよ。【恐れ→情緒なし， 不問】

接続表現「にくわえて」の事例では，「反転」が0件，「保持」が4件，「不問」が 1件なので属性(i)は「保持」となる．また，従属節における「正の情緒」が1件， 「負の情緒」が4件，主節における「正の情緒」が1件，「負の情緒」が4件であ る．従属節における「負の情緒」が4件，主節における「負」の情緒が4件である ので「特定」となる．以上から接続表現「にくわえて」は「保持・特定」の接続 表現といえる．