反転・不特定

• 反転・不特定の接続表現
  にしては

• 反転・不特定の接続表現「にしては」の文例
  ちあきさんを元気づけるにしてはかなりの無責任発言だ【期待→嫌 だ，反転】

  来年から導入されるにしては特定健診・特定保健指導関係の管理栄 養士募集が少ないそうです。 【期待→悲しみ，反転】

  走行距離がかなりいっているにしては今のところ致命的な故障もな く走っています。【嫌だ→好ましい，反転】

  別々に練習して１回も合わせてなかったにしてはまあまあうまくいっ たんではないかと。 【恐れ→喜び，反転】

  シラを切り通しているにしては、ロビンの口調や態度がおかしい 【恐れ→恐れ，保持】

接続表現「にしては」の事例では，「反転」が4件，「保持」が0件，「不問」が 1件なので属性(i)は「反転」となる．また，従属節における「正の情緒」が2件， 「負の情緒」が3件，主節における「正の情緒」が2件，「負の情緒」が2件であ る．従属節，主節ともに4件以上で同一ではないので「不特定」となる．以上から 接続表現「にしては」は「反転・不特定」の接続表現といえる．