| 入力文 | どこ か の 図書館 で 数 か月 懸命 に 勉強 する こと が 必要 だ 。 |
| 従来手法 | I need some months in the library to study hard . |
| 提案手法 | Some few months in the library to study hard necessary . |
ここで,従来手法の出力文が用いたフレーズ対と提案手法の出力文が用いたフレー
ズ対を表
に示す.
| 従来手法が用いたフレーズ対 | 提案手法が用いたフレーズ対 |
| どこ |
どこ か の |
| か の |
図書館 で |
| 図書館 で |
数 か月 |
| 数 か月 |
懸命 に 勉強 する |
| 懸命 に 勉強 する |
こと が 必要 だ 。 |
| こと が 必要 だ |
|
| 。 |
従来手法において,フレーズ対``どこ
I''は不適切である.しかし,入力
文には主語がなく,``どこ
I''を用いて主語を作ることで,出力文の翻訳
精度が向上している.
一方で,提案手法では,文節区切りフレーズテーブルのフレーズ対``どこ か の
Some''を用いている.このフレーズ対は適切であるといえるが,他のフレー
ズ対でも主語が生成されず,翻訳精度が低下する原因となっている.
このことから,主語のない文に対して,任意主語を付与する必要があると考えて いる.