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このアルゴリズムでは,直前のフレームにおける確率 から を求める。
図4は,前記の図2のHMMがラベル系列 を出力する例に適応した例で ある.状態の中の数字は状態確率であり,矢印の横の数字は,状態遷移確率とラベルの出力確率である.
状態s1の1フレーム目を例にとれば,状態確率が0.42であり,図4より,s1からs1に遷移する確率は0.6であり,s1からs2に遷移する確率が0.4となる.シンボルbを出力すると決めているのでシンボルbを出力する確率は0.3である. よって,2フレーム目のs1とs2の状態確率はそれぞれ式(26),式(27)のように計算できる.
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これを対数で計算するアルゴリズムを,ここではForwardアルゴリズムと呼ぶ.