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文型パターン要素間の包含関係

前節の定義に従って,文型パターン間の包含関係を判定するためには, 全ての入力文に対して適合の可否を調査する必要がある. しかし,全ての入力文に対して調査を行うことは不可能である. そこで,文型パターン自身が適合可能な入力文の領域を表している事に着目して, 文型パターンが別の文型パターンに適合するかどうかを調査することで,包含関係を判定する.

文型パターン間の包含関係を考える場合, 文型パターンを構成する要素(変数,関数,記号,字面)の包含関係を定義する必要がある. そこで,各要素の定義[3]に基づいて包含関係を定義する. 表4に定義した要素間の包含関係の一部を示す.また,付録に全ての定義を示す.

表 4: 文型パターン要素間の包含関係(一部)
上位の要素 下位の要素
N {…,…}
tabularl位置変更可能
要素指定記号
tabularc$tex2html_wrap_inline$n$^{…}
$tex2html_wrap_inline$n$
文節境界記号 !
記憶記号 #$n$
標準形表記記号 '…'



表 3: 離散記号の適合条件
表記 適合条件
y 連用節
t 連体節
c 格要素
f 連用修飾句(副詞句)
k 連体修飾句(形容詞,形容動詞連体形,連体詞)



平成19年3月1日