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任意要素指定機能

文型パターンで使用される任意要素は,「原文任意要素」,「文型任意要素」に 分けられる. 以下にそれぞれの任意要素を示す.
(1)原文任意要素
    文型パターン記述において,原文任意要素は,文型パターン以外の要素の挿入位 置を表すものであり,離散記号(/小英字)で指定される. 該当する位置に現れた入力文の要素は,別途翻訳し,英文に組み込まなければな らない1. 原文任意要素として認める要素は,(1)連用節,(2)連体節,(3)格要素,(4)連用 修飾要素,(5)連体修飾要素の5種類とされている.原文文型任意要素として認 める要素と挿入箇所を以下に示す.

以下に離散記号を挿入した文型パターンの例を示す.

(2)文型任意要素
    文型任意要素は,文型パターン要素のうち,省略可能な要素を示す.それが削除 されても英語文型自体は変化しないが,それ自身の訳語選択の決定や訳語挿入位 置の決定が困難であるなど,要素自身の翻訳に困難さが生じる要素が,文型任意 要素として,任意要素記号([])で指定されている.文 型任意要素は,英文中に訳出すべき位置情報が指定されているため,該当 する部分の翻訳を組み込むことは容易である2
    以下に任意要素記号を用いた文型パターンの例を示す.



平成17年3月23日