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文型パターンの概要

文型パターンとは,日英対訳標本文中の線形な要素を対象に,変数化,関数化, 任意化,などを行ったもので,変数化された対象の文法的属性に着目して,単語 レベル,句レベル.節レベルの3グループから構成される.ここで,線形要素と は,特定の概念を表現するための表現構造の要素のうち,他の要素に置き換えて も表現構造全体の意味が変わらないとき,その要素を表現構造全体の「線形要素」 という.
    単語レベル文型パターンは,表現に使用される名詞,動詞などの自立語の 線形な要素を変数化している.文法・単語レベルパターンの例を以下に示す.

  文型パターンの例

上の例では,線形要素(目黒,Meguro)を''$N1$'',(とても,very)を'' $ADV3$''というように変数化している.``ここから''や,``行く間に''は, は置き換えが不可能な要素なので,非線形要素として,変数化されずに字面で パターンに記述されている. 文型パターンの$N$は名詞,$ADV$は副詞.$AJV$は形容動詞を表している. また,詳しくは次節で述べるが,/(小英字)は,原文任意要素の挿入を表し,#2[  ]は省略 可能な要素を表している.



平成17年3月23日