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換算による文型パターン拡大率$\eta $の算出

ここで,対象辞書の文型パターン数の換算値$X$の換算方法が問題となる. 被覆率の評価パラメータに基づき換算 値を求めることにすると,「対象辞書の被覆率に至るには,基準辞書のパターン 数をどれだけにすれば良いか」 という換算ができる. したがって,基準辞書の被覆率を文型パターン数$p$の関数$c(p)$で表しておき, 対象辞書の被覆率を$r$として,$r=c(X')$を満たす$X'$$\eta $を求める際に用い る.さらに,一般に関数$c(p)$は近似曲線であり,誤差を含む.そこで,基準辞 書の$\eta $を1にするために,$\eta $の計算において,実際の値である$B$を用 いるのではなく,基準辞書の被覆率を$R$として,$R=c(B')$を満たす$B'$を用い ることにする.
    したがって,近似曲線$c$で換算した文型パターン拡大率 $\eta_c$は以下の式で求める.


$\displaystyle η_c=c^{-1}(r)/c^{-1}(R)$     (2)

(但し,$R$:基準辞書の被覆率,$r$:対象辞書の被覆率,$c^{-1}$:近似曲線の 逆関数であり,被覆率に対する文型パターン数)



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平成17年3月23日