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文型再現率$R1$による文型パターン拡大率$\eta _{R1}$の求め方

基準辞書(本研究では,文法・単語レベルパターン辞書(122,619パターン 収録)を使用する)を用いた実験から,文型再現率$R1$と文型パターン数$p$の 関係を, 図4で示す.図中の縦軸は,文型再現率$R1$を示し,横軸は文型パターン数$p$ を示す.サンプル点(×)は,文型パターン数と$R1$の実測値を示す.

図 4: R1と文型パターン数の関係図
\includegraphics[width=.8\linewidth]{R1-p.eps}

非線型回帰分析より,文型再現率$R1$の文型パターン数$p$に対する特性を,(3) 式で近似す る.近似曲線を図中に点線で示す.

$\displaystyle R1=(1-exp(-\lambda_{1}p^{\lambda_{2}})) \times 100 ~~~~~~(\%)$     (3)

(但し,非線形回帰分析より, $\lambda_{1}=0.005038$ $\lambda_{2}=0.4171$

    実験で得られた被覆率を近似式に代入することによって得られる$p$を, 対象辞書の文型パターン数の換算値$X$とする.そして,(1)式より,文型再現 率$R1$による文型パターン拡大率$\eta _{R1}$が求まる.



平成17年3月23日